建物概要
【建物名】ガラスの家
【用 途】住宅
【所在地】コネティカット(アメリカ)
【設計者】フィリップ・ジョンソン
【竣工年】1949年
建物の特徴
フィリップ・ジョンソン自信の週末住宅(※)。
亡くなる98歳までこのガラスの家で過ごしたそうで、ステキな時間を過ごしたんだなぁ~っと想像してしまいます。
フィリップ・ジョンソンがこの週末住宅を設計しようっと思ったのが、ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸のスケッチを見て、「おっ♪、こんなんいいなぁ~」っと思ったかどうかはわかりませんが(笑)、参考にしたと言うか、考えついた設計したのがこの「ガラスの家」。
なので、「ファンズワース邸」と似ていますので、少しここでまとめてみますねっ♪。
- 広大な敷地
- 週末住宅
- 鉄とガラス
じゃ、じゃあ~、建築士試験的にの絶対的違いは何か・・・何を覚えておけばいいのか?。
それは・・・。
「ガラスの家には暖炉がある」ということ。
暖炉の後ろにはサニタリーのコアがあって、何か丸っこい煉瓦仕上げのものがポコっとついています。
覚えておくなら、「ファンズワース邸と似ているけど暖炉があるのがガラスの家」。
こんな感じでいいんじゃないでしょうか♪。
試験対策におけるキーワード
- 広大な敷地
- 暖炉とコア
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
(一級建築士の平成11年度の問題より)
ガラスの家(フィリップ・ジョンソン)は、広大な敷地の中に立つ別荘で、暖炉とコアによる明快な平面構成をもつ。
正しい枝です。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
冒頭に、ミースのスケッチを見てこの「ガラスの家」の参考にしたそうですが、実際にはミースの「ファンズワース邸」よりも約2年早く出来上がったそうです。
この「ガラスの家」って、英語っぽくかっこよく発音したら「グラスハウス」。
まぁ、実際に「グラスハウス」っとも呼ばれているけど、建築士試験的には「ガラスの家」で出題されているので、こっちで覚えてたらいいのですが、どうも「グラス」と聞くと「草」をイメージしてしまって、「草原住宅様式」・・・つまりはカタカナで言うと「プレーリーハウス」と呼ばれているフランク・ロイド・ライトの「ロビー邸」を思い出してしまうんだよなぁ~(泣)。
そして、このガラスの家を設計したフィリップ・ジョンソン氏は、自分の自邸をなぜこのような広大な敷地に建てることができたのか・・・。
それは、親の生前贈与でもらった株が高騰・・・いやっ、暴騰したもんで、一気に資産家になったそうです。
19万㎡だって・・・すごいなぁ~・・・羨ましい限りです。