建物概要
【建物名】テイト・モダン
【用 途】美術館
【所在地】 ロンドン(イギリス)
【設計者】ヘルツォーク & ド・ムーロン
【竣工年】2000年
建物の特徴
イギリスはロンドンのセントポール大聖堂があります。
その前のテムズ川の向こうを橋で渡ると、煉瓦造りの工場みたいな建物が見えてきます。
んっ・・・工場・・・?。
いえいえっ、工場みたいな美術館で「テイト・モダン」。
もともとは、火力発電所だったところがお役目を終えて、一部取り壊されかけてたのですが、見事に美術館として「再生」されて、今では人気のスポットとなった訳です。
もともとの煙突のある建物を「ボイラーハウス」と名付け、新館で増築した建物を「スイッチハウス」と名付け、それぞれの建物を「タービンホール」と言う、大きな5層の吹抜け空間を持つホールで1階と4階で行き来できるようにして繋げているんです。
ピカソとかの超有名な作品も展示してて人気なんだけど、こういう大きな展示空間があれば、大きなものの展示ができるから迫力があっていいなぁ~。
建築士試験的には、これくらいの情報でいいんだけど、大切な事だから2回言っておきますね。
このテイト・モダンは、火力発電所を美術館に転用したもので・・・決して、証券取引所を美術館にしたものではないので、あしからず。
試験対策におけるキーワード
- もともとは火力発電所
- 今は美術館
- 煉瓦造り
- 5層の大きな吹抜け空間
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
ロンドンのテイト・モダンは、煉瓦(れんが)造の証券取引所を、美術館にしたものである。
テイト・モダン(ロンドン)は、煉瓦造の火力発電所を、エントランスホールを兼ねた5層吹抜けの巨大な展示空間をもつ美術館に転用したものである。
ロンドン(イギリス)のテイト・モダンは、第二次世界大戦後の復興時に建設された火力発電所をモダンアートの美術館へ再生させたものである。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
ところで・・・このロンドンの電話ボックス知っています?。
この電話ボックスを設計した建築家が、もともとの火力発電所を設計したサー・ジャイルズ・ギルバート・スコットさんなんです。
おじいちゃんもなかなか大した人なんですが、話しが広がっちゃうんでこの辺として・・・。
その建物を再生するに当たって、ヘルツォーク & ド・ムーロンの建築家ユニットが設計コンペで選ばれたそうなんですが、「美術館」「建築家ユニット」「設計コンペ」の共通のキーワードでの建物が日本にもありますね。
しかし、このヘルツォーク & ド・ムーロン のお二人の建築に対するデザインのアイデアってすごいなぁ~っと思ってしまいます。
この、テイト・モダンの新館の方も煉瓦造りだけど、煉瓦と煉瓦の間にすき間をあけて、昼は光を中に、そして夜は館内の灯りを外に出すという演出は、アイデアマンだなぁ~っと。
この人たちの作品っぽいとかが、色んな作品の中でないような気がしています。
日本だったら、ミュウミュウ青山店とかプラダ青山店を設計されているんだけど・・・。
ほぉ~♪・・・って思うくらいしか実際に見た時はなかったなぁ~。
あっ、動画も撮ったんで載せておこうっと。
・・・。
・・・。
ごめんねぇ~。絵も下手だけど、動画撮るのも下手なんだよねぇ~(困)。