建物概要
【建物名】香港上海銀行本店
【用 途】香港(中国)
【設計者】ノーマン・フォスター
【竣工年】1985年
建物の特徴
・・・う~ん・・・。
・・・う~ん・・・。
今回は、割と文章で書くのが難しい・・・いやっ・・・がんばろっ。
イギリスに拠点を置くメガバンクの「香港上海銀行」。
ファサードを見ると・・・は、は・・・。
柱がないっ!。(無柱空間)
代わりっと言っちゃ~なんなんだけど、吊り橋のようなものが見えるっ!
建築士の試験的に言うと・・・「マスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている」と書いてあるけど、少しだけ難しい表現だなぁ~。
マストって言ったら・・・コレだなっ、コレっ!。
船の帆柱のことですね。
確かに、2列のマストがあって、つり橋構造になっているので柱がないんだなっ~。
すごいなぁ~。
私が施工側だったら工事をしながら「おいおいっ!、柱がないけどこの建物大丈夫かぁ~?」って思いながら、工事をしてそう~(笑)。
※最後の雑記に、いつもはあんまり関係ないことを書いていますが(!?)、今回は少し試験の内容を書いていますので、良かったら最後まで読んでくださいね。
試験対策におけるキーワード
- マスト状の組柱の間が開放的な無柱空間
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
「香港上海銀行本店」は、吊橋の工法を応用した構造の採用により、各階は、2列のマスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
カッコイイ建物ですね。
このような少し工業的なデザインは、1970年代に登場した「ハイテク様式」と言われているもので、このハイテク様式の問題が一級建築士の平成17年度に「ハイテク様式」の建物事例が出題されて、その中でハイテク様式でないものが誤りの枝だったんです。
そんな問題が出題されたんですね。
「ハイテク」・・・つまりはハイテクノロジーの略で、先端的な科学技術のこと。
だけど、時代も流れていき・・・少し、昭和的なイメージもするのですけどね。
今は、「ハイテク」っていう言葉もあまり使わない気がします。
きっと、タートルネックをとっくりって言ってた時代の建物だしなぁ~。
まぁ言っても、建築物もファッションもいつの時代もかっこいいものはかっこいいですね。
個人的には、こういう「どやっ!」としている建物は、嫌いではないです。
以前にも「ハイテク様式」の建物を書いていますので、合わせて読んでみてくださいね。