建物概要
【建物名】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
【用 途】美術館
【所在地】香川県丸亀市浜町80-1
【設計者】谷口吉生
【竣工年】1991年
建物の特徴
駅前にあるんだけど、すごく街並みと馴染んでいて・・・いやっ、もはや馴染み過ぎているっ(笑)。
馴染みすぎて、駅前広場にフレームの中にスゥ~っと入っていってしまいたくなるような都市空間が一体となった美術館。
奥の方に見える壁画は、猪熊弦一郎のデザインによる白大理石に刻まれている壁画で白とコンストラストがバキッとしていて目を奪われるっ。
・・・そして、近づく・・・。
ひだりっ側に入口があるやんっ!。
この奥には、どんな空間が待ち受けてるのだろうと吸い込まれていくようについつい入っていってしまう。そんな美術館。
こんな美術館が駅前にあったら、しょっちゅう行ってしまいたくなるなぁ~♪
試験対策におけるキーワード
- 駅前
- 都市空間と一体になった美術館
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)は、建築と美術と都市空間が一体となった景観に寄与しており、駅前の広場に面した壁画部分に入口をもつ施設である。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、「Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Comtemporary Art」頭文字を取って「MIMOCA(ミモカ)」と呼ばれているんです。
それだけでおしゃれ感があるなぁ~♪。
この美術館は、ただいま2018年から改装に入っていますので、ただいま休館中なんですが、2020年に完成なので、建築士の試験に出ないかなぁ~。
そして、2020年はオリンピックの年でもあるし、この美術館ではオリンピック関係のことがニュースにもなっていたので。
この建物を見た時の率直な感想は、フレーム部分が先細りしていてシャープな感じが出ているし、サイドの外壁は目地が目立たない石材で仕上がっていて、キラッキラッしています。
あぁ~っ!、フレームとか外壁をさわりたいぃ~~!。
設計は、 谷口吉生氏なんだけど、建築士試験では一級建築士の令和元年度でも「ニューヨーク近代美術館」が出題されていました。
外部からの何気ないアブローチで一体化するところとか、1面をクイッと凹ませてフレームを作っていく手法なんかがとても似ていて、「谷口吉生氏」らしさがうかがうことができます。
そして、最後にこの建築物が誕生するには、猪熊弦一郎氏が丸亀市に全作品を寄付したこと、そしてこの土地を無償で提供してくれた方(藤井久美氏)がいてくれたからこそ、谷口吉生氏設計の美術館が生まれたのだと思うと感慨深いものがあります。