都市計画概要
【都 市】ブラジリア(ブラジル)
【用 途】都市計画
【設計者】ルチオ・コスタ
【竣工年】1960年
特徴
Googleマップの上からの航空写真の中に、飛行機の形になったところが見えます?。
ブラジルの首都って・・・???。
リオデジャネイロ では?・・・って勉強した時は思っていたのですが、 リオデジャネイロ ってブラジリアの前の首都だったんですね(笑)。
首都の機能をレベルアップさせるために、首都を再開発する方法もあるけれど、こうやって首都の引っ越しをして新しく首都にすることもあるんですねっ♪
じゃあ、新しい首都をどんなんにするか決めようっと!。
って事で、コンペで選ばれたのは建築家で都市計画家でもある「ルチオ・コスタ」。
しかし、大胆な都市計画ですねぇ~・・・飛行機の形にしようっ!て。
飛行機の胴体部分には、ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤが設計した連邦議会議事堂や最高裁判所やカテドラル等の政治的中枢地域となっているんだけど、とにかくどれも個性が強いっ!。
・・・だけど・・・まだ、オスカー・ニーマイヤの作品は、建築士の試験に出てないんだけどね・・・今後に期待しようっと。
そして、翼の部分には高層住宅が立ち並んでいます。
当初は、賛否両論があったらしいよぉ~…知らんけど(笑)。
だけど、時が経つにつれて「いいじゃんっ♪」てことになって1987年には、世界遺産に登録されています。
試験対策におけるキーワード
- ブラジリアの都市計画はルチオ・コスタ
- 胴体が政治的中枢、翼が高層住宅
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
人名と都市計画に関する事項の組み合わせ
L.コスタ・・・ブラジリア
ブラジルの首都であるブラジリアは、ジェット機形の平面形状をもち、機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域、翼に相当する部分を住居地域とする計画案に基づいている
ブラジルの首都であるブラジリアは、ジェット機形の平面形状をもち、機体の胴体部分に相当する部分を住居地域、翼に相当する部分を政治的中枢地域とする計画に基づいている。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
首都が移転する話しって、日本で住んでいるとピンとこないけど、あるあるなんですね。
2019年にはインドネシアは、首都を移転すると発表したんですが、島にするらしいですね。
インドネシアの場合は、土地の沈下が地下水のくみ上げによって沈下しているそうなんですが、確かに首都が災害などで機能停止すると大変なことになるから、災害リスクの最小限にするためにこうやって移転するみたいですね。
日本の首都の東京は、人口も多いし、経済も東京が中心だから、もしも何かあったら大変ですもんね。
そんな一極集中を避けるためにも、文化庁が京都府になったり政府機関が地方移転したりしていくことも都市計画を勉強する上で興味深い話しです。