建物概要
【建物名】シェークスピア劇場(復元)(グローブ座)
【用 途】劇場
【所在地】ロンドン(イギリス)
【設計者】
【竣工年】1997年
建物の特徴
今回の建物は、「シェークスピア劇場」を復元され、なんだかんだとあって今は「グローブ座」と名称が変わっている建物。
「おぉ~、ロミオぉ~!、 どうしてあなたはロミオなの? 」
っと、こんなセリフのシェークスピアの「ロミオとジュリエット」の有名なワンシーン。
この時のジュリエットは、バルコニーからなのですが、ちゃんとシェークスピア劇場にはバルコニーが舞台の後ろにあります。
良かったらGoogleストリートビューで建物の中を見れるところがたくさんあるので、見てみるとひとめでこの建物の特徴がわかりますのでっ!。
舞台の後ろには、バルコニーっぽいところがあるのがわかるんだけど、ここがジュリエットが演じた場所でもあり、生演奏のオーケストラが演奏をする場所でもあるんです。
そして、見るからに舞台と観客との隔たりがない、半端ないこの一体感っ!。
上を見上げると屋根もないっ!・・・いやっ、それは雨の日はちょっと困るかぁ~(笑)。
こんなステージのことをまんま「オープンステージ」といいます。
試験対策におけるキーワード
- 復元
- オープンステージ形式
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
1997年に復元されたロンドンのシェークスピア劇場(グローブ座)は、観客と舞台との一体感を得られやすいプロセニアム形式の劇場である。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
建築士試験において「劇場」のステージタイプは3タイプ出てきます。
- プロセニアムステージ・・・ステージに額縁(プロセニアム)があるステージ
- オープンステージ・・・ひとつの空間になっている
- アダプタブルステージ・・・舞台も客席も動かせて変化できる
っとまぁ~、こんな感じで大別される訳なんです。
劇場は、他にもたくさん覚える要素があるから、「いつなるサイト」の方でもまたブログ書いておこうっと。
この、シェークスピア劇場は、最初に建っていたものは、演劇中の大砲を放つ場面で、ミスって茅葺屋根に火が移って建物が焼失。
・・・次に、再建されたのですが 、これまたイギリス清教徒革命の影響 で閉鎖され、最終的に取り壊し・・・。
そこで、あるアメリカの映画監督さんが「シェイクスピア座を復元させよう!」っという事で、立ち上がったんだけど・・・。
法的なことで、元々あった場所には建てることができないし、「法的に茅葺き屋根まで再現できるの?」って言うくらい問題が山積みで、不可能じゃない?とまで言われていたんです。
そして、実際には場所は少し移動したところで建て、「ロンドン大火」と言われている大きな火事以来、規制の厳しくなったロンドンで唯一の茅葺き屋根が許された建物なんです。
ただ、立ち上げたアメリカの映画監督さん・・・サミュエル・ワナメイカーっと言うんですが、この劇場のオープン前に亡くなってしまったんです。
おかげさまで(!?)、一級建築士の試験に出ました・・・ありがとうございます。
そして、磯崎新さんもこの劇場を模して「東京・グローブ座」を設計していますので、雰囲気を味わうことが日本でもできます♪。