目次
建物概要
【建物名】法隆寺東院伝法堂
【用 途】寺社仏閣
【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
【設計者】
【竣工年】飛鳥時代
マップ
建物の特徴
「法隆寺って誰が建てたん?」
「えぇ~!、聖徳太子やろぉ~!」
「ちゃうわぁ~、大工さんやでぇ~!」
・・・なぁんて、子供じみた会話をしたことって・・・ないですか(笑)?。
法隆寺はすごいポイントが多いんですっ!。
何がすごいって・・・。
- 日本で初めて世界文化遺産」に登録された建物
- 世界最古の木造建築物
- 釘を使っていない建築物(後に少し使っていることが判明)
ただね・・・今回は・・・。
西側エリア(西院伽藍)の「法隆寺」ではなくて、その東側エリア(東院伽藍)に建っている亡き聖徳太子を思って建てた「夢殿」ではなく・・・。
その北側に配置されている「法隆寺東院伝法堂」のお話しです。
この「法隆寺東院伝法堂」は、そもそも聖武天皇橘夫人のを移建した建物なので「住宅」の要素があり、床はフローリングさながらの板張りになっているそうなんです。
その移建した時には元の長さよりも(5間)、約3.6mほど細長くして7間にしたのではないかと考えられるそうです。
試験対策におけるキーワード
重要キーワード
- 聖武天皇橘夫人の邸宅を移建した建物
- 移建前は5間を7間に
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
(一級建築士の平成17年度の問題より)
法隆寺東院伝法堂は、桁行が7間であるが移建前は5間であり、聖武天皇橘夫人の邸宅の一屋を打ちして建立したものと考えられている。
法隆寺東院伝法堂は、桁行が7間であるが移建前は5間であり、聖武天皇橘夫人の邸宅の一屋を打ちして建立したものと考えられている。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
奈良時代の住宅の様子が伺える唯一の建物だという事で、建築士の試験では出題されたんだと思うと・・・見たくなるわぁ~!
床が板張りって書いたんだけど、やはり一般公開するには「建物保存」の問題があるので、ほとんど一般公開をしていなんですが、ここには20体もの仏さまが祀られているそうで・・・。
年に一度だけ・・・(7月24日)。
しかも2時間だけ・・・(18時から20時)。
夕刻の時間に法要を行うので、拝むことができるんです。
内部は、床は板張り、天井を張らない化粧屋根裏と言うことなので、一度は奈良時代の住まいを見てみたいとは思っています。