建物概要
【建物名】出雲ドーム
【用 途】ドーム
【所在地】島根県出雲市矢野町999番地
【設計者】鹿島デザイン
【竣工年】1992年
建物の特徴
この建築物が建った経緯を知った時・・・すごく感動してしまったのを覚えています。
まっ、それは・・・あとの雑記にて書くとして、先に建築士試験絡みのことを書きますねっ(笑)。
島根県は冬季は寒冷で雨や雪の日が多く、そして季節風も強い気候の地域だったので、1989年に就任した出雲市長が「気候に左右される事なく、年間を通じて老若男女を問わず伸び伸びとスポーツ・レクリエーションを楽しめる施設」というコンセプトに作った「ドーム施設」なんですっ。
「気候に左右されない施設」・・・まるで、大きな傘を広げているようなドームの形なんです。
なんだろぉ~、いつも私が使っているようなコンビニで売っているようなビニール傘ではなく(笑)、もっと骨組みの多い伝統的な日本傘のようなデザインですっ。
傘の骨の部分が、集成材とケーブル等で構成されて傘を開いている状態となる最大級の木造ドームです。
「出雲もくもくドーム」とも呼ばれることがあり、躯体が「木造」であることと、出雲の国の「雲」を引っかけて呼ばれているそうなんで、「出雲もくもくドーム」と覚えておけば、建築士試験的にはOKですねっ♪。
試験対策におけるキーワード
- 木造
- 集成材とケーブル等で構成された立体張弦アーチ
建築士試験の問題
やってみよう!
(答えは問題をクリック♪)
一級建築士試験における出題
出雲ドーム(島根県)は、集成材とケーブル等で構成された立体張弦アーチと、膜屋根を組み合わせた架構をもつ建築物である。
二級建築士試験における出題
出題なし
雑記
このブログの冒頭でも書いたけど、感動したことの話しを書かせてくださいね。
それは、当時の島根市長に就任した岩国哲人氏は、世界で有名な証券会社メリル・リンチの元上席副社長と言う肩書の方で、とてもアイデアマンだったんです。
「島根県には古代最大の木造建築物と言われる出雲大社がある出雲市に木造ドーム」を建てようという事になり、市レベルでは考えられない大きな木造ドームが建ち、話題になったんです。
この大きな挑戦に、木造建築の技術に力を入れている鹿島建設さんが設計・施工を行ったんです。
岩国市長と鹿島建設の強い想いが、この「出雲ドーム」と言う建築物を作り上げたと思ったら・・・感動しません?。
・・・いやっ、この表現力の乏しいブログでは、ちょっと無理かも・・・(泣)。
まっ、まぁいいや~♪。
最後に鹿島建設さんのサイトに、この出雲ドームの建て方が載っていたので良かったらどうぞっ♪。
こんなことが出来るんやぁ~っと、これはこれで、きっと感動しますからっ!。